傾聴の会 まつえ一期は、松江市内の福祉施設や個人宅への訪問による傾聴ボランティア活動を行っている市民活動グループです。
傾聴ボランティアの基礎知識を身に着け、この活動を通じて、温かく、元気な地域社会の充実・発展に寄与することを目的としています。
傾聴力を身につけることで、地域や家族あるいはボランティア活動や職場において、ゆたかな人間関係をつくって頂けるようになるため、世代を超え広く知られ実践できるよう活動に取り組んでいます。
「傾聴ボランティア」とは、 「話し相手がいない」「ひとりぼっちでさびしい」「不安で誰かに話しを聞いてもらいたい」そのような方の気持ちに寄り添い、相手の身になって、ありのままに受け止めて『聴く』お話し相手ボランティアです。
相手の方のお話を聞いて会話するのではなく、聴いて(3割)対話する(7割)ことを基本としています。
特に注目を浴びることとなったのが、東日本大震災の被災地において、親族の死亡、財産・家屋の喪失等の先行きを絶望され、うつ状態、そして自殺されるというケースが数多くみられました。 そこで、相手の話を否定せずに受け止めながら聴くことで、生きがい感、自らの存在価値(自己肯定感)を高める「傾聴ボランティア」が活躍されました。
楽しかったことの思い出を話されたり、今の悩みや寂しさを抱えるかたのお話を真摯に聴かせていただくことで相手の心のケアをする活動です。カウンセリングとは異なり、問題解決のためのアドバイスなどは原則行わないことしています。